2011年度「千の里 新田南夏祭り」実行委員会は1月16日、第1回会議と新年会を朝日プラザの第2集会室で開きました。約15人が参加。協議の結果、今年の開催日を7月17日に、テーマ県を島根県にそれぞれ決定しました。
 開催日については、準備を土曜日午前中に行い午後から祭りを開くという案も検討しましたが、やはりこれまで通り、準備・当日・後片付けで3日間を使う方が無難との判断から、3連休となる7月16から18日までの3日間を祭り期間とする案に落ち着きました。開催に当たっては従来通り、雨天決行、警報発令時は順延という規準も確認しました。
 テーマ県については、実行委で候補として上がった全12府県を検討。新幹線の全通で大阪との時間的、心理的距離が近くなった鹿児島や熊本、さらに東北・青森の3県▽NHKの大河ドラマの関係から滋賀、福井の2県▽実行委員の提案による長野、島根、和歌山、鳥取の4県▽今年が10周年に当たるため原点回帰を期して大阪府--という10府県を事前にリストアップ。さらに会議中に、NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で話題となった鳥取県と、出席委員が地酒の蔵元と親しいということで三重県の2県が加わりました。
 島根県が選ばれた理由は、島根県が現在、古事記編纂1300年の大型観光キャンペーンを展開中のため、テーマ性があり、県の支援も得られ易そうな点でした。古事記は奈良時代の712年に太安万呂によって編纂されましたが、その内容の3分の2までが、ヤマタノオロチ神話など島根県に関するもの。そのため、島根県ではすでに2010年から県を挙げて、出雲大社の遷宮が行われる2013年まで長期の観光キャンペーンを行っています。実行委員の鎌田さんがまさに神話のふるさと出雲市の出身であり、前実行委員長の岩田さんも松江市出身、現実行委員長の西村も過去に2年半の間、松江勤務の経験があることなどの縁もありました。
 島根県の特産品としては、出雲そば、サザエ入りで評判の「隠岐カレー」、「李白」「王禄」などの有名地酒、トビウオの身を使った大型のちくわ「あご野焼き」、中国地方でもっとも美しい川といわれる高津川のアユ、かつては松坂牛として売られていた「島根和牛」など。また、祭りを盛り上げるパフォーマンスとしては、ヤマタノオロチ神話を題材にした神楽や、ドジョウ掬いの安来節などがあります。もちろん、これらのすべてが実現するわけではありませんが、今後、島根県大阪事務所などを通じて交渉していく予定です。
 実行委員会ではこのほか、今回が10周年の節目に当たるため、10周年コーナーをつくろうとの提案もあり、2月以降の実行委員会で内容を煮詰めていくことになりました。
 会議は1時間余りで終了。その後は、恒例の会費1000円の新年会に移行しました。料理上手の3人衆、岩田さん、瀧川さん、久米さんの手製のつくね鍋に舌鼓を打ちながら、今年の祭りへの期待、夢をふくらませました。
 次回の実行委員会は2月中旬を予定しています。島根コーナーのメニュー検討と、10周年コーナーの内容検討を中心に話し合いたいと思います。日時はまたメールしますので、多数のご参加をお願いします。(文責・西村浩一)

夏祭り実行委が始動。テーマ県などについて話し合う実行委員の面々=16日、朝日プラザ集会室で



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